バズる、パワーワード、自己中。意外と知らない言葉の本質
日常の中で当たり前の言葉。でも、意外とその本質を知らない人が多い。と言う事で今回その一部を取り上げてみたいと思います。
まずバズる。
これの始まりはbuzzってハエのようにがやがやと騒ぐ。つまり群がる人達をハエに例えて見下している言葉なんです。似た例えは日本にもあります。~イナゴ(ネットイナゴ等)と似た意味合いなんです。
ハエ扱いされるのを人々は嬉々として受け入れ、イナゴ扱いだと憤慨する。面白いよねw
次にパワーワード。
パワーストーンやパワースポットみたいに特別な力のある言葉と捉えられていますが、それは少し違う。確かに力のある言葉を表現する為に作られた言葉ですが、神聖だったり、勇気を与えると言った力ではありません。ではその力とは何か?と問われれば特に意義はない変な力としか言えない。これだけでは分からないので例を出します。
頭痛が痛い。海に来たから海に行こう。元気になったんだから元気出せ。
と言うように日本語としてはおかしいが伝えたい事は理解できる。そんな変な力が宿った言葉をパワーワードと言うんです。
パワースポットなんてのと同じでパワーワードを捻じ曲げて広めた連中は胡散臭いと言う点では共通してますねw
次に自己中心的。これは他よりもずっと古くから使われていますが、これも改めて考えてみるとおかしいんです。
人間は自己を中心としてしか物事を考えられないんですから自己中心的と言うのは至極真っ当な事なんです。
例えば誰かの為に行動したとしても、それは自分が同じ事をしてもらって嬉しかった。相手がそれを望んでいると聞いた事がある。相手を喜ばせる行為も時として有難迷惑になってしまうのも人間が自己を中心としてしか物事を考えられないから。
別の説明の仕方をすれば他者を中心として物事を考えられる人が成り立つのは相手の思考が読める人、つまりサイキックと言う事になります。サイキック以外で他者を中心に考えるとしても結局は自分の経験から推測している。根本にあるのは自分自身で、やはり自己を中心として考えているだけなのだから。
けれど日本語の面白い所で他者を顧みない人に対する言葉は自己中心的よりももっと相応しい言葉がもっと古くから使われています。身勝手と言う言葉が。
なので物事の本質を見抜こうとしている人を判断する材料として自己中と身勝手、どっちを使ってるかで見分けられますよ。
まぁ、自己中って言葉を使わないようにする様な人間の方が面倒臭いかもしれないけどさ。